忍者ブログ

薄給公務員の中長期投資

ブログ名に乖離が出てきたので変更。投資信託、個別株を中心とした資産形成、節税、固定費削減など。

あえてスイス株比率を上げる合理性

為替変動。

日本において特に不況になればなるほど円高というのが進みやすいというのが昨今の傾向です。
これからもこの傾向は続きやすいということが想定できます。
米国においてはむしろ逆であり、米国は国内内需がいい場合に好景気になりドル高となります。

国際分散投資を心がけるうえで、特に米国に居住する人についてはその合理性というものが現れます。
不況で自国通貨が安いときは他国通貨があがるので分散の意味を成すのです。

しかしながら日本においては

不況時に円高、国内株安、他国通貨安という決定的弱点があり、
仮に他国の株価が上昇したとしても為替リスクによって、上昇幅が相殺されてしまう可能性が高いです。



そんな日本独自の問題点を考えると、行きつく先は不況下でも
日本円よりもより通貨高となりやすい国への(為替リスクが少ない国への)投資比率を上げることが一つとして挙げられます。

日本円よりも相対的に強い国際通貨。それがスイスフランです。
ドルやユーロ、ポンド等他の通貨に比べればはるかにマシですが、リーマンショック後はそれでもフラン安円高にはなっています。

他、スウェーデンクローネ、デンマーククローネなども対象ですが、やはり国際通貨の代表格として最も優位なのはスイスフランです。

少なくともマイナス金利政策をしなければ、通貨高を抑制できないくらいには強い通貨です。

そしてスイスには非常に魅力的な企業がそろっています。

ネスレ、ノバルティス、ロシュなどの生活必需品セクター、医療関係セクターが非常に強いです。

その他時計の有名企業スウォッチやカルティエ等の持ち株会社であるリシュモンなどの高級ブランドも魅力的です。

日本の国際分散投資を考えるうえでスイスは時価総額比ではほとんど影響を成しませんが、

為替変動を考えると通貨自体が強い、かつ上記生活必需品、医薬品3社、その他高級ブランド等から個別国であるスイスへの投資比率を上げる合理性はあると考えました。

最も簡単にスイスに投資する方法。

それは1391 UBSスイス株に投資することです。

http://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1391-j.pdf#search='1391'

信託報酬も非常に安く、0.2%で済みます。

弱点は板が薄すぎること(笑)市場価格のかい離もあるでしょう。

また、おそらく分配金を円換算する際にはスプレッドが発生し、隠れコストが余計にかかっていること。ドルやユーロに比べ為替スプレッドは高い通貨です。

構成銘柄は、ネスレ、ノバルティス、ロシュだけで5割以上とかなり偏っている構成です。

これらは多国籍企業であり、企業の為替の影響自体は少ないです。
まぁ決算等はフラン高の影響を受けますので株価が下がることはあるかもしれません。
仮にフラン高で決算が悪くとも、ドルや円などの他の通貨ベースで見ると悪くは無いことが多いはずです。

日本円で考えるとスイスの外貨を獲得することは間違ってはいないと言えるでしょう。
どうせ株で為替リスクを取るなら安全通貨で取りたいものです。
偏っているおかげで結果的に下落に強い銘柄で構成されているのも魅力的です。
安定配当&増配も期待できます。

配当税制は租税条約を結んでいる国なら現地課税10%とアメリカと同様で、
欧州にしては比較的低い水準です。UBSのルクセンブルグ籍ETFなら二重課税で済みます。

米国、欧州、日本の各国はマネーを供給し続け、量的緩和政策を行い株価を釣り上げました。
おそらく末期である気はします。後の量的緩和バブルとでも言われるのでしょう。
近い将来は長い不況が待ちわびているわけです。

スイスは量的緩和に参加をしていなかったこともメリットの一つです。
そのせいで、ECBのユーロを受け入れきれず、1月にフラン急騰という事態が起こってしまったわけですが。

ただ、板が薄いのであまり大きな額を投資はできません。

現在の値段は1株2000円程度と比較的少額から投資ができます。

私は、1386UBS MSCIヨーロッパ(1株8300円程度)と1391(1株2000円程度)比率を1:2くらいで購入することで、先進国ヨーロッパの中でもサテライト的に、スイスに厚めに投資をしていきたいと思います。

国際通貨の分散具合からすると、先進国株での為替リスクを取るならば
ドル:ユーロ:スイスフランや北欧の安全通貨:ポンド、豪ドル等その他=4:3:2:1

くらいにしたいかな。

私のまねをする人はいないでしょうが、私の考えとしてはそう思ったまでです。

安全通貨(?)とされる円で生活する日本人にとって、より安全な通貨であると言えるスイスフラン比率を高めるために、敢えてスイスという個別の国の株式比率を高めることは有力であると考えました。

資産額が少ないからこそ、今の段階ではアクティブな銘柄選択ができます。
ディフェンシブ且つアクティブに投資していきます。

こちらのサイトで各国の近々の株価の推移を見ることができますが、やはり下落はあるものの他国と比べ、フラン暴騰時を除けばボラティリティが少ないことが見て取れます。
むしろ円ベースで見れば上がったとも捉えることもできます。

http://nikkei225jp.com/europe/


スイス比率を高めることで結果的に、低ボラティリティ戦略をとることができます。

日本とは違い、デフレ下でも力強い経済成長をしているのです。


※ 参考までに


長期為替レート
yahooファイナンスより
http://info.finance.yahoo.co.jp/fx/

S&P500、MSCIヨーロッパ、MSCIスイスの30年間の推移(配当込円ベース)
私のインデックスより
http://myindex.jp/

ドル/円

 

S&P500(配当込、円ベース)vs TOPIX(配当込)



ユーロ/円

 




MSCIヨーロッパ(配当込円ベース)vsトピックス(配当込)






フラン/円



MSCIスイス(配当込円ベース)vsTOPIX(配当込)

   


こういった長期で見れば分かるかと思いますが、特に2011年~2013年の間は他の通貨では円高傾向が続いていますが、対フランに関してはボックス相場であると言えます。

リーマンショックでの急激な円高も他の通貨に比べれば軽微です。

リターンも円ベースのS&P500を遥かに上回る成績です。

日本において最も分散効果がある国はスイスなのではないでしょうか。



拍手[5回]

この記事へのコメント

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧できます
 

カテゴリー

最新コメント

[07/23 MYI]
[07/16 こた]
[07/09 ぽり]
[07/08 MYI]
[07/08 AKI]

広告

PR
Copyright ©  -- 薄給公務員の中長期投資 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]