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薄給公務員の中長期投資

ブログ名に乖離が出てきたので変更。投資信託、個別株を中心とした資産形成、節税、固定費削減など。

投資で一番大切な20の教え

私がおすすめする投資本は3冊あります。

一つは、ピーターリンチの株で勝つ。
二つは、ケン・フィッシャーのPSR分析。
そして最後の三つ目にハワード・マークスの『投資で一番大切な20の教え』。

逆張りファンダメンタル派にとっては至高の名著であり、これほど私が刺激を受けた投資哲学本はありません。


私が得意とする具体的な手法としてはケン・フィッシャーのPSR分析の影響、銘柄選定方法はピーターリンチの影響を受けて投資をしていますが、投資をするうえでの信念的な投資哲学はこのハワード・マークスの『投資で一番大切な20の教え』の影響が色濃いです。

数式的なものは一切出てきませんが、人々がどういう思いで金融市場で動いているのか、効率的市場仮設への疑念など、すべての教えが私にとって目に鱗であり、なぜ私が投資段階では糞株、良くて平凡株にしか見えない平山やハピネス&Dに投資して大きなリターンを得ることができる可能性が高いと思って自信を持って投資できたかは、この著書による投資哲学の影響が強いからです。

特に第一章の『二次的思考』をすることは、金融市場で見える世界が180度変わるような最初からクライマックスな内容です。

一時的思考は単純で底が浅く、誰にでもできることで、例えばこの企業は見通しがいいから株価は上がるといった見解。二次的思考とは奥が深く、複雑で入り組んでいます。

・今後、どのような範囲の出来事が起こりうるか?
・その中で、起きると思うのはどれか?
・その予想が当たる確率がどの程度か?
・コンセンサス予想はどうか?
・自分の予想はコンセンサス予想とどう違うのか?
・その資産の現在の価格は、コンセンサスあるいは自分が考える先行き見通しにあっているか?
・価格に織り込まれているコンセンサスの心理は強気すぎたり、弱気すぎたりしないか?
・コンセンサスあるいは自分の予想が的中した場合、その資産の価格はどうなるか?

などこういった二次的思考ができる人はごくわずかだそうです。

もっと具体的例をあげると、この株は「赤字を出したので売り」と考えることが一時的思考であり、『赤字を出したが、これは店舗減損による一時的減損による影響であり、来期以降は収益を出しやすい』と考えるのが二次的思考です。

『優待利回りが高く、お買い得で買い』と考えるのが一時的思考であり、『優待はついていないが、株主数2200人以下で高い成長意欲をもって上位市場への上場意欲も強く、上を目指すうえで流動性増加は必須であり、優待を設定する可能性が高いであろう』とか『優待はついているが、減益傾向で高い還元率の株主優待を持続することは不可能であるから、いずれ優待廃止の危険性も高く、この株は売り』と考えるのが二次的思考です。

インデックス投資をやめた時点で『市場は長期で右肩上がりだよ』という一時的思考を脱却し、『すでに世界は長期停滞期に入っている可能性が高く、市場の右肩上がりを持続することは物理的にあり得ない』という二次的思考でインデックス投資をやめています。
二次的思考は、私が無意識に実践できていた部分です。
金融市場に参加している方は頭が良くみんながこういった考え方で投資を行っているものと考えていたのですが、多くがこういった考えができるわけではないようで、もっと単純に考えるみたいです。それに驚きました。

それが著書として描かれていることで、二次的思考を無意識で実践できることが私の投資能力の強みであると理解し、この考え方をより意識することができ、今結果としてついてきました。
逆張り派としては非常に重要な思考経路です。

そのほかにも11章の『逆張りをする』12章の『掘り出し物を見つける』という投資の教えに沿って発見したのがハピネス&Dや平山です。いずれも優良事業を行っている優良企業とは必ずしも言えないものの、それを優良株とするのが買値であり、取得単価です。
高パフォーマンスが期待できる企業が優良企業である必要はなく、この価格だからこそ優良株なのであり、掘り出し物は誰も目を向けていないところから発生し、自身の買値で優良株にするのです。投資におけるお買い得品は、質の高さとは無関係なのであり、むしろ質の低さのせいで投資家が逃げ出すような資産ほど割安となり、私にとって、それは『聖杯』になります。
掘り出し物はリスク対リターンが異常に高く、きわめて「不人気資産」ですが、一時的思考しかできないものは遥かに起こる確率が高そうな「平均値への回帰」よりも、現在のトレンドが続くことを見込みます。
心理的な弱さや分析上の誤り、あるいは不安定な足場に立つことへの抵抗感から、投資家が過ちを犯してしまう可能性があり、他者の誤りに気付くことができる二次的思考者に掘り出し物を提供します。

他の具体的内容にはこれ以上振れませんが、すべての章が私の投資信念に合致し、逆張り派にとっては読んで損はない至高の名著であり何度も読みたくなる本です。


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