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薄給公務員の中長期投資

ブログ名に乖離が出てきたので変更。投資信託、個別株を中心とした資産形成、節税、固定費削減など。

アベノミクスを正しく批判しよう

最近は政治関連の話題ばっか多くて申し訳ないです。
別に選挙はどうでもいいのですが、政府視点で日本を見てしまいます。



投資をするうえで
トレンドを見て、金融工学を駆使してうんちゃらなんちゃら。
そんなことをする必要はありません。

どういった経済政策(政治)なら、右肩上がりとなるかと言うのを知っておくことが大事です。
特にインデックス投資においては市場の平均を買うことになります。
なぜ日本株が右肩上がりで成長できなかったのか。

大きな政府を取るべきか、小さな政府を取るべきか。
場合によって大きく異なるわけです。

一切考察せず買うというのはあまりに思考停止です。
まずアベノミクスが何が正しくて、何が間違っているのか。
他の党が言うとおり、実質賃金は明らかに低下し、私たちは非常に苦しいのです。

世界で戦後、最も大きな経済成長をして、ニクソンショック後の円高によって急速に内需を拡大しようとし、バブルを発生させました。
ジャパンアズナンバーワンです。

そして日銀の対応を大きく間違え、バブルは崩壊し、その後地獄の20年に突入します。
今底を打ってようやく回復できるかどうかと言った境目にいます。
そしてブレグジット。日本はバブル崩壊後いつも外的要因に左右されます。
これも金融ビッグバン改革のせいと言えばそうなります。
資本のグローバル化は日本にとってメリットは少なく、常に金融市場がヘッジファンド等の鉄火場です。

アベノミクスは3本の矢から構成され、金融緩和、財政出動、構造改革の3つです。
その内実は金融緩和のみしか事実上行われていません。

うち、構造改革は少子高齢化が進みサプライサイドの強化が必要なのでいずれ必要ですが、
今は必要ありません。

金融緩和で貨幣錯覚を起こし、失業率は大きく改善しました。
投機筋が円を投げ売りし、一時124円まで円安となりました。
輸入物価は上がり、実質賃金は大きく下がりました。
野党の追及の通り庶民の生活は苦しくなったのです。

ですが、これは新規採用の給与は低いからという見方をした方がいいです。
今勤めている人全体では少しずつ苦しいのは確かですが、失業者の雇用ができたので全体の労働者はふえ、マクロでは改善しつつあると言えるでしょう。


全体の所得は増えたが、一人一人の実質賃金は大きく下がっています。
ある面で正しくて、ある面では正しく無いのです。

量的緩和は意味があるようで、何も意味は無かったです。

国債金利を低め、貸出金利を低くする効果、政府の財政再建が進むという効果がありましたが、本来の目的である企業負債を大きく増やすことを達成できず、資金需要が無かった。
マネタリーベースが増えても、民間企業への貸し出しは増えなかったのです。
貨幣が内生的に存在する(マネタリーベースで貸し出しを左右するわけではない)ことが明らかとなったといえます。

アベノミクスでは企業の負債を増やすことができず、今のところ失敗に終わっているのです。

そんな中で消費税を上げてしまったので、庶民の購買力はさらに下がってしまい景気が後退しました。

お金を作るには借金が必要です。
金融緩和をこれだけ行っても庶民の賃金が低いため、企業の資金需要が限られてきます。
企業の負債が思ったほど増えませんでした。
財務健全な企業が日本にはたくさんあるということです。

この20年間、企業の負債が減り続けたからデフレなのです。
ミクロでは企業負債が減ることは正しいですが、マクロでは全く正しくありません。

合成の誤謬。

元々家計がプラスでなければ健全なマクロとは言えませんので(韓国の場合は家計債務が雪だるま式に増え、いつ破裂するか分からないような状態にあり、非常に不健全です)、企業か政府が負債を増やすことが必要。


そこで政府が国民の需要を補う必要があるわけです。
しかも政府は無限に負債を増やしても問題ない存在です。
(ただし国内の生産力が十分であるという条件が付きます。公共事業を発注しても、こなせる業者がおらずクラウディングアウトする状況となっていることこそ最も悲惨です。)

需要があって初めて企業は生産することができます。
そして借り入れが増えていきます。

アベノミクスが何が間違っているかと言うと、政府支出を大きく削減したというところです。
最初の1年以外。

他国と比べても政府支出が圧倒的に足りません。
他国はここ20年間で2倍程度まで政府支出を増やしましたが、
日本は20年間で1.4倍程度しか増やしませんでした。
先進国でこれだけ政府支出を減らした国は日本だけです。
日本が20年かけて証明した間違った経済政策路線(緊縮財政)に、ドイツを先頭にEU諸国が進んでいます。そのドイツは金融無策でしたのでつけを生じ、ドイツ銀行破綻の危機です。

アベノミクスが悪いわけではなく、これも財務省主計局が財布を握っているからです。
なんであんなにエリートなのに国民を貧困化するのが好きなのでしょうかね。
政府がプライマリーバランス黒字を目指していい時期は、インフレ率が2%以上で企業の負債が増えすぎた場合のみです。

それ以外は赤字になってもお金を作らなければいけません。
むしろ赤字が当たり前。


ちょっとのマイナーチェンジが必要です。

肝心の野党はアベノミクス全否定です。
全くの論外。
アベノミクスのうち金融緩和は今までにないほど頑張っています。
これを否定してはいけないのです。

この路線に財政出動が伴わなければいけません。
財源は気にせず。なんせ赤字国債だろうが、財投債だろうがマイナス金利でほぼヘリマネです。
付け加えて減税です。

本来はリベラル政党がやらなければいけない政策がアベノミクスです。
それを保守政党がやっているというのが、日本の政党のおかしなところ。
これもWGIPの呪いでしょうか。

ですので全否定がまずおかしい。
しかも対案経済政策は全く真逆を向いており、日本国民の為の政党ではありません。
どこの国民の為の政党なのでしょうか。

唯一まともな経済の対案を持っているのが、日本のこころを大切にする党(旧次世代)です。
田母神さん、石原元都知事等の昔のイメージが強すぎて、かなり右よりの政党かと思えば今は大分マイルドな保守政党に見えます。
一議席とれるかどうかの泡沫政党。もう少し頑張れ。
消費税マイレージ()なんて頭の悪い政策を掲げず、積極財政出動を前面に出せばいいのにと思っています。減税と積極財政を掲げているだけで投票価値があります。
党の存在が薄すぎます。

日本には国益を考えるまともな”野党”がいません。
ガリ〇リ君を政治資金で買っただのどうでもいいのです。
もっと大きな政策の是非を問うのが野党の仕事です。
大きな方向性を間違えず、小さな政策を突き詰めていく姿勢が大事です。
方向性を間違えなければ、いくらでも軌道修正は可能です。
日本にあるリベラル派は大きな方向性(憲法など)がそっぽを向いています。
ベクトルはそっちじゃない。

個々で見れば野党でもいい人ももちろんいますが、まとまって愚となります。
私たち公務員は民間の活力が無ければ、生きることができません。
公務員待遇は日に日に悪化するばかり。総需要拡大政策が何より必要です。

当選を優先させず、国益を優先してください。




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