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薄給公務員の中長期投資

ブログ名に乖離が出てきたので変更。投資信託、個別株を中心とした資産形成、節税、固定費削減など。

税の繰り延べ効果について

無分配投資信託と分配がある投資信託。

どちらも最終的には税金がかかります。

仮に含み益が出ている場合前者は売却時、後者は分配の都度、及び売却時課税されます。

最終的に支払う額は一緒でしょ?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

課税の繰り延べ効果について詳しく見ていきます。

想定があり得ませんが、仮に年間10%値上がりする同一資産に投資する投資信託があるとします。

前者Aは無分配で運用、後者Bは10%全て分配金として吐き出すものとします。

仮に両ファンド基準価格10000、100万円分購入するとする。
五年後売却するとします。(ほんとは復興税がかかりますが、20%課税されるものとする)

無分配投資信託Aの場合

0年目 100万円
1年目 110万円
2年目 121万円
3年目 133.1万円
4年目 146.41万円
5年目 161.05万円

5年目に課税される場合
含み益61.05(万円)× (1-0.2) = 48.84(万円)

毎年分配投資信託Bの場合

0年目 100万円
1年目 108万円
2年目 116.64万円
3年目 125.97万円
4年目 136.04万円
5年目 146.93万円

よって毎年税金分20%差し引いた8%が収益となります。
46.93万円となります。

AとBの違いは
48.84(万円) - 46.93(万円) = 1.91(万円)

課税額は実に5年間で1.91万円浮く計算となります。

無分配投資信託の場合、これが10年、20年、及びそれ以上の期間、課税の繰り延べ効果が出ることが分かるかと思います。

満期で一括課税された方が、効率的な運用ができていることが分かるかと思います。

市場が乱高下することを想定しましょう。
1年目20%上昇、2年目10%下落、3年目20%上昇、4年目20%下落、5年目10%上昇
単年度で見ると、年率期待リターンは4%です。
こういった場合はどうなるでしょうか。

計算がややこしいので、損失した場合は特別分配金を出さないものとする。
ただし運用益は全て払い出す。
(全て普通分配)
特別分配をする場合も、分配金再投資する場合は一緒ですから。

無分配Aの場合
0年目 (基準価格10,000 口数100万)100万円
1年目 (基準価格12,000 口数100万)120万円
2年目 (基準価格10,800 口数100万)108万円
3年目 (基準価格12,960 口数100万)129.6万円
4年目 (基準価格10,367  口数100万)103.68万円
5年目 (基準価格11,405 口数100万)114.05万円

課税後の額は14.05(万円) × (1-02)=11.24万円になります。
よって11.24万円儲けが出ます。

総支払課税は28,100円です。

その都度課税Bの場合(分配金は再投資するものとする)
0年目 (基準価格10,000、口数100万)=100万円
1年目 課税後分配金再投資20万 ×(1-0.2)口で16万口分購入
(基準価格10,000 口数116万)=116万円

2年目 非課税(基準価格9,000 口数116万)  =104.4万円
3年目 基準価格10,000+ 800 × (1-0.2) = 6万4千分配金再投資
    (基準価格10,000 口数122.4万) =122.4万
4年目 非課税(基準価格8,000 口数122.4万) =97.92万円
5年目 非課税(基準価格8,800 口数122.4万) =107.71万円

よって
支払い課税総額は4万+1万6千円となり5万6千円となり
5年後の利益は

11.24万円 ー 7.71万円 =3.53 万円

順調に右肩上がりするよりも、更に普通分配金を毎年出した方が運用効率が悪いことが分かります。


今回のパターンでは課税額も大きく異なるのが分かります。
前者は28,100円、後者は56,000円です。

額として27,900円違います。


このシュミレーションだと、
10%複利で5年運用した際の差額よりも大きくなるのです



4年目のマイナスで、下落幅は無分配の方が大きく、無分配のマイナスの複利の怖さもわかるでしょう。
ですのでインデックス投資において、若者でもリスクの低減は必須です。

リスクは低ければ低いほどいいのです。

若者がリターンを求めリスクも低減したいのなら、国内債券組み入れ率を上げるよりも、株式比率は高いまま、リートや海外債券等の組み入れ比率を上げ分散効果を狙った方がいいと思います。

REITについてでものべましたが、リートには現実的に分散効果があるのです。
標準偏差を小さくしたまま、リターンを押し上げる作用が働きます。


国や私たち自治体にとっては後者の方が圧倒的にいいでしょう(笑)
実に2倍近くも課税額が違いますね(笑)

こういった形で、税金というのは繰りのべられる税金は繰り延べた方がいいのです。

もちろん将来的には証券税制の値上がりも考えられます。

そういった場合でも、満期一括課税の方が課税額が少なくなるのは確かです。

上がると言っても課税額90%等になったらどうなるかは知りません。
そうなった場合だれも株をやらないでしょう(笑)
よって株価が暴落し、損失を生み、非課税です。


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この記事へのコメント

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無題

ETFの株式配当の税金も効率悪いですよね。
  • from おひげ☆ぼーぼー :
  • URL :
  • 2015/05/23 (09:15) :
  • Edit :
  • Res

Re:無題

>ETFの株式配当の税金も効率悪いですよね。
>
コメントありがとうございます。

当ブログはETF不要論でお送りします。
ETFは更には投資信託だと特別分配に当たる配当部分にも課税されることを訴え続けます(笑)

やはり複利無分配が効率上最高なのです。

  • from ニシ :
  • 2015/05/23 (10:04)

無題

始めまして、煙々と申します。少し数値の確認をよろしいでしょうか?

1)5年目 161.51万円ですが、「161.051万円」では?。小数点以下をあわせるなら「161.05万円」ですかね。

2)2年目 116.4万円ですが、「116.6万円」では?。

もし、上記どおりなら、結果がちょっと異なることになりますね^^。

それはそうと、10%の平均利回りとは、ずいぶんと大きな利回りを想定されているのですね?そんなにインデックスファンドで利回りを追求されています?。それが達成できる自信があるなら、すばらしいです。
なお、差ですが、5%なら約4400円ですし、3%なら約1500円くらいですよね?

いろんなパターンでするお金のシミュレーションて面白いですね。私も大好きです^^
  • from 煙々 :
  • 2015/05/23 (12:25) :
  • Edit :
  • Res

Re:無題


コメントありがとうございます。
数値修正しておきますね。ご指摘ありがとうございます。
何もインデックスファンドとは言ってないですよ。
仮にそういった投資信託があった場合、無分配とその都度課税される投資信託があったらどっちが効率的かっていう話です。

乱高下するパターンのシュミレーションがあまりないので、そちらをメインとして記事を書きたかったのです(笑)

私はアクティブファンド自体否定していません。
毎月分配については否定的ですが(笑)
ごっちゃにする方がいますが、インデックスファンドとアクティブファンド
無分配と毎月分配は対立軸が違います。
  • from ニシ :
  • 2015/05/23 (12:44)

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