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薄給公務員の中長期投資

ブログ名に乖離が出てきたので変更。投資信託、個別株を中心とした資産形成、節税、固定費削減など。

ふるさと納税は囚人のジレンマ

昨日まではギャーギャーわめいて申し訳ありません(笑)

まだ投資初心者なので、下落になれていないのです。

底値が見えない今、どうなるかはわかりません。
昨日の強い値上がりを見るとただの調整ですかね。リスクを見直すいい機会となりました。

とはいいつつ、今までの強い下落はそう思った次、また次があるのです。
下落相場は長くつらいものなのです。
バブル崩壊、リーマンショック等、過去大きな下落は一時的には上がっても2年以上の長い期間にわたり下落傾向が続き基準価格も高値から50%以上下がるものだと思っています。

戦前の世界恐慌後は株価が戻るには15年以上かかっています。
日経平均は未だバブル後最高値を更新できていません。
などなど不安たっぷりな現状です。大きな暴落は必ず戻るとは限らないのです。

今がバーゲン←飛びついて二番底、三番底というのはよくある話です。
(こんな風にみんなが総悲観してくれれば底値です(笑))



これ以上考えてもキリがありません。今月の積立も終了しました。

よって話題はうって変わります。

ゲーム理論。

これは、公務員試験でも頻出科目です。

その中でも囚人のジレンマというのを考えてみます。



囚人のジレンマとはお互い協力したほうが良い結果になることが分かっていても、
協力し合わない方が片方にとって利益を得ようとすると双方協力し合わなくなるという簡単な理論です。

例えば

阿部さんと田中さん(読んでいる読者で同じ苗字がいたらすみません)という2人の共犯者に自白させるため検察が司法取引を迫ります。


・もし、二人とも黙秘を続けたら黙秘権で懲役1年

・もし、片方だけが自白したらその場で一人釈放、その代わりもう一方は無期懲役

・両方とも自白したら双方懲役5年

など、協調して黙秘をすべきか、共犯者を裏切り自白すべきかという問題があります。

単純に考えれば、二人とも黙秘するのが一番都合がいいのですが、相手が裏切らないとは限りません。裏切ることを前提に考えると自分にとって最適な行動は自白することです。




このように、自己の利益を考えると最適な行動をしたと思っていても、全体としてみると実はもっと最適な行動があることを囚人のジレンマと言います。

この概念は民間企業では非常に大事になってきます。
たとえば、ジュースを出荷する業者で、卸業者が値引きがなければライバル社の入荷を増やす等と持ち掛けられた場合、ライバル社がどういった戦略をとるかはわかりません。

このような状態では、双方が卸値を下げないという戦略が最適なのですが、相手がどう出るかわからない以上、自己にとっては最も最適な卸値を下げるという戦略をとらざる負えなくなり、囚人のジレンマに陥ってしまいます。

そして、ふるさと納税ではまさに囚人のジレンマです。

例えば、A市とB市という市役所があります。(問題を単純化するために2つで比較します)

A市とB市がふるさと納税の対策を始めたい。

ふるさと納税に力を入れると、1万円当たり商品に2500円、運送費等に500円、計3000円のコストがかかるとする。

 

となり、お互いにとって力を入れないことがベストな選択なのにもかかわらず、
個々の市が利益を追求することで力を入れざる負えない状況となり、結局は全体で見ると税収は減ることとなります。

個々の市が利益を追求している状態をナッシュ均衡と言います。
この場合お互いがふるさと納税に力を入れることがナッシュ均衡状態です。

ナッシュ均衡でかつ、パレード最適ではない状況を囚人のジレンマと言います。

この世の中には囚人のジレンマがたくさんあります。ゲーム理論は面白いですね。

ちなみにインデックス投資ならどうか。

これはナッシュ均衡且つパレード最適となるでしょう。

個人投資家Aさん、Bさんがいるとする。
Aさんが投資すれば、1%の期待値が得られる。
Bさんが投資すれば、1%の期待値が得られる。

Aさん、Bさんが投資すれば1.5%の期待値が得られる。

反対に投資をしなければ、期待値は0です。





この時取るべき行動は
Aさん、Bさんともに投資するという選択です。

パレード最適とは二人にとって望ましい結果となることです。

インデックス投資家が増えることは投資する全ての人にとって望ましいことです。
少なくとも株価の下支えにつながるのですから。
まぁ現実は単純にそうとはいきませんがね(笑)

ホントはもう少し難しいのですが、単純化するとこんな感じですね。
ゲーム理論は簡単で頻出科目なので公務員試験を受験したい方がいらっしゃったら、経済が苦手な方も是非手を付けるべきでしょう。

というか大卒以上が経済学を避けて公務員になることはほぼ不可能です。




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この記事へのコメント

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ふるさと納税の効果

こんにちは。ゲーム理論って面白そうですね^^
私は初級で地方公務員試験を受けたので、上級だと合格できなかった可能性がorz

さて、税収面ではニシさんのおっしゃる通りと思いますが、ふるさと納税の商品って、地元で作られた商品がほとんどだと思います。ふるさと納税の資金でそれらの商品を買うことで、地元にお金が流れ地域振興に役立つのと同時に、商品のPRにもなるのかなと思います。

せっかくいい商品を作っていても、存在が知られなければ売れません。ふるさと納税はマーケティングの効果もあるのかなぁ。ひょっとしたら、ふるさと納税ではなく、商品を受け取った個人がもう一度ほしくなって直接生産者から購入するケースもあってほしいと願っています。
  • from 眠る投資家 :
  • URL :
  • 2015/08/27 (12:39) :
  • Edit :
  • Res

Re:ふるさと納税の効果

商品を販管費として考えるならそうかもしれませんね。
それをきっかけに普通に購入する方もいるかもしれません。
ただ実際は縁もゆかりもない地域の商品を税金を抑えて商品がもらえるからという
自己の利益を最大化した行動がふるさと納税です(笑)

ゲーム理論的に考えてみたら囚人のジレンマだなと思っただけです。

携帯のMNPもそうです。
こういったことをやらなければ全体の維持費が下がるはずですが、
やる人がいるからこそ年々通信費が値上がりします。
私はあまりこういったことは嫌いなのですが、やらないと損な以上やる必要があります。

コメントありがとうございます。
  • from ニシ :
  • 2015/08/27 (18:22)

互いの市が目いっぱい力を入れるのが正解

ニシさん

はじめまして、
通りすがりの、偏屈たぬきと申します。

今のふるさと納税制度の場合、県や国からの減税や、交付税での補填がありますので、
お互いの市が目一杯力を入れてふるさと納税に取り組むのが、各市の利益になります。

もっとも、国も自治体もなく国家的レベルの視野に立てば、囚人のジレンマかもしれません。

お邪魔しました。
  • from 偏屈たぬき :
  • URL :
  • 2015/08/30 (17:19) :
  • Edit :
  • Res

Re:互いの市が目いっぱい力を入れるのが正解


コメントありがとうございます。

勉強になります。
全体としては2000円しか税収は上がらないはずですが、市町村レベルで見ると囚人のジレンマとはなっていないのですね。知りませんでした。
  • from ニシ :
  • 2015/08/30 (17:45)

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