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薄給公務員の中長期投資

ブログ名に乖離が出てきたので変更。投資信託、個別株を中心とした資産形成、節税、固定費削減など。

株式投資の効率的勉強法(ファンダ編)

株式投資に級段位などはありません。
ですが実力がある人、ない人というのは確実にいます。

平均すれば市場参加者の上位20%くらいには入れる力があるレベル。
偏差値58から60くらいの実力といえばわかりやすいでしょうか。
上位2割に入ることが大事で、なぜかというとパレートの法則(2.8の法則)が働くからですね。

いろんな本がありますが役立つ本はほんの一部です。
変な投資本を読むよりも、良質なブログを読んだほうが投資力向上に役立つかと思います。

これだけの能力が伴っていれば、株式市場で生涯戦って困ることがないと思います。
最速の勉強法(ファンダ編)を体系的に学習するにはどうすればいいか考えてみました。
(なぜこういうのを作ったかというと、私が勉強するのにどういう風に勉強すればいいか、最初は何もわからなかったからです。)
おすすめのブログ、本をまとめてみます。
テクニカル編は私がそのレベルには達していないので、分かりません。



基礎力向上編

序章 PER、PBR、ROE、配当利回りなど基本的な指標を覚える。

まずは暗記からです。
この数字の意味することがなんなのか、どうやって用いるのかは後から優秀な先生(ブロガー)を例に学習できますので、とりあえず知識レベルとして基本的な指標を覚えましょう。

1章 個人投資家の多くは市場に勝てないことを知る

投資においてもパレートの法則(2割が8割の利益を得る構造)が働きます。
投資家の8割は最終的には負けるのです。
そんな『負けることが当たり前』である市場に対しての解答としておすすめ本は

『敗者のゲーム』チャールズエリス
『株式投資の未来』ジェレミーシーゲル
『ウォール街のランダムウォーカー』バートンマルキール

です。
これだけ読んで、インデックス投資を実践することで平均値である偏差値50には達することができます。

インデックス投資ブログはたくさんありますので参考にすべきブログはたくさんあります。
リーマン前から継続して行っているブログを参考にしましょう。

結論から言えばリーマン後の異常に安いときに買っていたらたまたま今異常に高くなっているだけだと、私は思っており、運が良かっただけの手法なのではないのでしょうか。
彼らは継続して積立したおかげと考えているのかもしれませんけど、投資の基本である安く買って高く売るということを忠実にできればインデックス投資は強力な手法です。
多くの方の推奨方法がバイアンドホールドなのが×。
そんな理想的な机上の空論で投資の世界はできていません。

安く買って高く売ることができた人がインデックス投資では成功できるわけで、いつでもコツコツ積み立てしてもいいわけではありません。
2008年~2012年の期間が異常に安い期間だっただけなので、この期間だけ積み立てていれば、インデックス投資である必要さえなく、何を買っても勝てている状態になります。

安いか高いかをわからないでやればゼロサムゲームにすぎず、インデックス投資もギャンブル。
むしろ個人投資家は平均に勝つ(相対リターン)よりも自分が勝つこと(絶対リターン)が大事なわけです。絶対リターンを重視したインデックス投資家はいません。


3章 株が上がる要素(成長性)について学ぶ

アクティブファンドはインデックスファンドには勝てませんが、個人投資家がインデックスファンドに勝つことは比較的容易です。
勝つために必要な要素というのがなんなのかが分かればいいだけなのです。
個人投資家に人気な二大流派があります。
大きく分けてバフェット流かピーターリンチ流か。
日本市場はどちらかといえば、ピーターリンチ流の選定が合います。

それを学ぶためには

『ピーターリンチの株で勝つ』 ピーターリンチ

の一冊で十分。
最も大事な要素であるPERの使い方、意味について学ぶことができます。
PERとは企業の成長性と合わせて考えるものであり、『成長率20%でPER20倍と成長率10%でPER10倍なら前者のほうが良い』訳ですね。PEGレシオ的な考え方が学べます。

銘柄選定も派手な企業である必要はなく、身近な地味な企業でいい。
むしろセリアのような小売業が最強である。
基本戦法である『収益バリュー投資』を学びましょう。

この流派のおすすめブログは
『ゆうゆー投資法』
http://yuyutoushi.blog.fc2.com/

『エナフンさんの梨の木』
https://ameblo.jp/okuyama-tukito/

ゆうゆ-さんのブログは一文一文に非常に熱意を感じます。
特に成長ストーリーという概念を知り、手法を変える(成長率算定を重視する)きっかけとなりました。
投資においてはこの未来のイマジネーション能力が結構馬鹿にできません。
現在休止中ですが、ブログ再開が楽しみです。

エナフンさんのブログも非常に高品質で、これ以上日本の投資ブログで優れているブログはないかもしれません。ブログのおすすめ度ナンバー1。
特にリーマンショック前後の記事は秀逸で、私もそのころにこのブログに出会っていれば人生が変わっていたかもしれません。
なぜアークランドサービス、Dvxという一見地味な企業を選ぶことができたのか、そういう過去の銘柄選定の経緯を知れば一生ものの銘柄選定力を身に着けることができると思います。


日本市場には合わないので勉強しなくともいいと思いますが、バフェット流にも触れておきましょう。永続的競争優位性(ワイドモート)を持つ高ROE企業に投資する。
バフェット流も前提として、未来の利益(収益性の向上)を重視しています。

彼に関する本はいくつかありますが、
『億万長者を目指すのバフェットの銘柄選択術』 メアリーバフェット

辺りは読みました。
消費者独占型企業とはどういう企業かを学びましょう。
ただ、永続的競争優位性を持つ理想的な企業はありません。
日本企業の例としてはかろうじで、ニトリなどがこの永続的競争優位性を持つ企業に入るといえるかもしれません。

どんな企業も衰退期に入ります。アメリカは建国以来まだこういう段階に入ったことがないので日本のように衰退する段階の発想ができないのかもしれません。

既にバフェット銘柄(マクドナルド、コカ・コーラ等)も成長限界に達しているため、おそらくこれ以上成長はしません。
バフェットの結論が違うなぁと思うところは、高ROE銘柄がいいのではなく、EPS(もっと言えば売上成長を伴った)が成長する銘柄が良いのです。バフェットの時代は増収増益が当たり前の時代だったため、高ROE=株価上昇という図式に何ら疑問を抱かなかったのでしょうけど、今の米国市場は因果関係が逆になっています。

この流派のおすすめブログは
『バフェット太郎の秘密のポートフォリオ』

http://buffett-taro.net/

読み物としては面白いです。その読者をひきつける文章センス自体は賞賛に値します。
知識力はトップクラスに高いです。
ただディフェンシブセクターの過去の成績が良かったのは過去はEPSが成長していたから、且つ不人気だったからで、今後の未来も成長するかは別の話。

多くの米国株投資家に言えますが、成長している米国株はFANGぐらいであり、米株投資はバリュエーションが異常に高く潜在的な下落リスクが高く、真似はしないほうがいい投資手法だと思います。

バフェットは恵まれた時代に生まれただけで、バフェットの手法は真似をしても、銘柄も真似てはだめだと思うのですけど。
日本市場以上に難しい状況だと思うのですが、なぜか米株投資は人気です。


4章 株が下がらない要素(割安性)について学ぶ



今のような相場では攻め重視でもノリノリとなってしまいますが、だからと言って守備をおろそかにしてはいけません。守備面について学びましょう。

『 賢明なる投資家 』ベンジャミン・グレアム

投資において最も中心的な概念である『安全域』について学ぶことができます。
適正な価格で買うこと、適正な価格とは何なのかが分かります。(ネットネットという状態)
十分な安全域は想定外の運の悪さを吸収できるわけです。

この段階で覚えておく必要がある知識として、割引現在価値と簿記2~3級レベルの知識です。
特にファイナンス理論的基礎、割引現在価値は重要な概念です。
割引率という言葉は分かるでしょうか?
この概念を知れば保険、預貯金の元本保証なんてどうでもよい話だというのが分かるでしょう。万が一保険などに勧誘されたら割引率が低いので預けられませんと突き放しましょう。
要は10年後の100万円よりも今の80万円のほうが価値があるわけです。
この感覚を覚えましょう。
概念として大事なだけで、計算をできる必要はありません。どうせ未来は正確に分かりません。

ファイナンス理論ではハイリスクハイリターンが原則ですが値動きが激しいからといってリターンが高い銘柄とは限りませんし、値動きが緩慢だからと言ってリターンが低い銘柄というわけではありません。
現実世界ではポジション位置によってハイリスクノーリターン銘柄とローリスクミドルリターンの銘柄が混在しているわけです。
ネットネット株且つ成長株みたいなのもあるわけです。
ここが分かりにくいところですが割引率は市場が決めるものではなく、自分が年率何パーセントで運用したいかが大事なのであり、取得単価によって割引率が勝手に決まるということは理解しましょう。


あまりこういう説明があるものもありませんが、より実戦レベルに落とし込めば

① 保守的な投資家が推定成長率15%の株をPER15倍で買えば現在価値100万だとすれば、10年後の将来価値はPER15倍評価でも400万となり年率15%運用ができます。

② 楽観的な投資家が同じものをPER30倍で買えば現在価値200万、10年後の将来価値400万、年率換算で7.2%運用に半減します。

③ バブルが起きてPER100倍以上で買うバカがいれば現在価値666万、将来価値400万となり、そこで買ってしまった人は10年たっても-266万の含み損で運用成績はマイナス。

こんな感じで期待値(成長バリュー)がある状態かどうか見極めるわけですね。
特に実戦レベルだと資産価値、収益価値、成長価値を総合的に考えた安全域算定が大事です。企業価値と市場価格の乖離が大きいものを見つけるわけです。
厳密に定義すればグレアム流の安全域といえるのかは怪しいですが。
成長価値算定(DCF)をミスしたら即死しますので、初心者で慣れないうちは収益価値と資産価値のみを考慮して算定すればいいと思います。
成長価値を考慮するタイプはどちらかというとバフェット寄りの安全域の考え方かもしれません。

多分どこにも載っていません(私流なので)けど、割引現在価値はこういう理解の仕方をすればいいと思います。
将来の企業価値から逆算して今も割安、将来はもっと割安になりそうなのかを考える思考が必要ということです。
株式投資を簡潔に言えば将来のEPSがどのくらいになるかをあてるゲームです。

今の相場を見ればバブルクラスがたくさんあるので、③を笑えないですけど。

そして財務3表を見ることができるレベルの最低限の簿記知識は投資じゃなくても、社会人として必須ですので覚えて損はありません。

グレアム流のコテコテ資産バリュー投資を行っている方は少ないですが、
この流派のおすすめブログは

みきまる 優待バリュー株日誌
https://plaza.rakuten.co.jp/mikimaru71/

かぶ1000投資日記
https://plaza.rakuten.co.jp/kabu1000/

です。

みきまるさんはその勉強量の高さがおそらく個人投資家でも随一で、ここで様々なおすすめ本について紹介されますので購入の参考にしています。
ここでPSR分析という名著の存在を知ったのが私の手法を大きく変えるきっかけとなりました。グレアムのミックス係数(PER×PBR<=22.0以下)なる鉄壁防御指標を使って選定しています。

かぶ1000さんもパーシャルオーナー系バリュー投資で、ポートフォリオを全公開しています。
どうしてもこの上昇相場ではおいて行かれがちな構成ですが、その防御力の高さが非常に魅力。
資産バリュー株は結果的に高配当株的になります。絶対に負けなそうな投資家です。
いずれ多くの投資家にその手法を見直されるときが来ると思います。

パフォーマンスが低いからと言って無能な投資家ではありません。
逆にパフォーマンスが高いからと言って有能な投資家とは限りません。

この辺までは必須項目かと思います。
ここまでわかれば後は運用パフォーマンスが伸び、
自分のスタイル(趣向)が出てくるため、投資が面白くなる段階になり、自然と覚えていきます。


応用編

5章 ビジネスモデル、戦略について学ぶ

私は苦手な分野ですが特に成長性分析に必要です。
たくさんのビジネスモデルがありますが、大まかに分ければフロービジネス、ストックビジネス、消耗品ビジネスという3通りがあります。
大体このビジネスを行っていれば、これくらいの利益率になるであろうというのがビジネスモデルを聞くだけで分かるようになってきます。

また、過去成功してきた企業の勝ちパターン戦略というのがあります。
例えばセブンイレブンのようなドミナント戦略、ユニクロのSPA方式など。
そういった勝ちパターン戦略をとっている企業を規模が小さなうちに見つけましょう。

マーケティング理論なども余裕があれば覚えましょう。
(キャズム、イノベーター理論、破壊的イノベーションなど)
特に上場間もないスタートアップ系企業に投資する際、キャズムの壁を理解してないのに投資すべきではありませんので。

この分野でおすすめブログは
すぽさん投資ブログ
http://www.spotoushi.net/

です。

すぽさんは割安、成長、ビジネスモデルの3要素を分析するのに長け、いつも銘柄分析は参考にしています。特に読者参加型の議論が最も面白く、私も時折参加しています。
市場評価のランクという概念も言われてみればそうだなぁというのが分かり、ランク修正(水準訂正)狙いをわたしの投資戦略の一つとしています。


6章 投資哲学を学ぶ

投資哲学とは、自分の運用スタイルです。
自分の信じる道を選びましょう。

おすすめ著書は
『投資で一番大切な20の教え』ハワードマークス

です。
特にバリュー投資家は必読です。
これひとつで、投資とは何なのかという相場メンタルが身につくかと思います。
振り子がどこにいるのか、掘り出し物とは何なのか、二次的思考とはどういう思考をする必要があるのかをしっかり学んでいきましょう。

他『投資哲学を作り上げる 保守的な投資家ほどよく眠る』フィリップ A フィッシャー
などもおすすめ。


7章 引き出しを増やす

投資手法の引き出しは多いに越したことはありません。
知っているか知らないかです。
必須ではありませんが幅を広げるために、こういったものを読んでおいて損はありません。

『PSR分析』ケン・フィッシャー
『マーケットの魔術師』ジャック・D シュワッガー
『オニールの成長株発掘法』 ウィリアムオニール
『新高値ブレイク投資術』 DUKE

これくらいできれば、上位20%に入れるとは思います。
後は自分に向いた手法はなんなのか(守備よりなのか、攻撃よりなのか)を実践しながら探すだけです。


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運用パフォーマンス

投資期間は2013年から2016年まではインデックス投資など投信で運用。

年間15~26%、10年で4~10倍の運用益を目指します。
私の運用KPI(重要業績評価指標)は含み益の絶対値です。


2013~2016年まで
(インデックス投資での運用)
未計測(ほぼ±0%)

2017年
68.5%
2018年(途中)
35.1%(3月末)
計測開始来 127.6%

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