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薄給公務員の中長期投資

ブログ名に乖離が出てきたので変更。投資信託、個別株を中心とした資産形成、節税、固定費削減など。

投資指標をランク化してみた

投資指標。

いろいろありますが、使い慣れていなければ、なぜ優良企業なのに株価が上がらないんだと悩みます。
様々な投資指標を組み合わせてその企業が割安か割高かが分かります。
まだまだ投資歴は短いですけど、上がるために必要な要素というのは分かってきました。
よく使う指標をランク化してみます。
有名度
Sランク:説明不要の基本
Aランク:初心者向け指標
Bランク:初級者向け指標
Cランク:中級者向け指標
Dランク:上級者向け指標

使える度

Sランク:超重要
Aランク:重要
Bランク:他の指標と組み合わせることで重要性が上がる
Cランク:上がる要素ではないが、参考にする
Dランク:不必要


PER
有名度:S
使える度:A

PER(一株当たり利益:EPS)は、説明不要の基本中の基本です。
ファイナンス理論的にはPER15倍が適正といわれています(理論株価=リスクプレミアム‐金利、リスクプレミアムは6%くらいであろうといわれているので)が、あくまで今後の数年の見通しが増収増益見込みならPER15倍かといったところです。
それ単独ではそれほど意味をなしませんが、他の指標と組み合わせることで強力かつお手軽な割安度を測る指標。
私も最初のころ間違えましたが、初心者だと一時的な利益による特益低PER銘柄に騙されます。
徒に低PER銘柄が良いわけではなく、なぜ低PERで評価されているのか、なぜ高PERで評価されているのかを分析するのが大事です。

PBR
有名度:A
使える度:C

PBR(一株当たりの純資産:BPS)も基本ですが、これは単独であまり使い物にはなりません。
1倍割れの状態は理論上はありえず、解散価値のほうが高い状態です。
ですが現実的にはそうはなっていません。
解散価値よりも明らかに実体経済上の存続価値の高いはずの企業でも低PBRで放置されます。
それは単に利益成長をしない場合、企業の本質的価値が上がらないから市場評価が割り引かれる訳ですね。
例え1倍割れでも割安とは限らず、資産の中身が大事だと思っています。
のれんだらけ、将来CFを生まないような資産ばかりだと資産はないといっているのと一緒。
大きな含み資産を抱えていたり、ネットキャッシュが十分にある状態だとそれ以上大きく下がらないであろうと下値余地を限定するためには必要。
株価が上昇する為の指標ではなく防御のための指標。
株価が上がるためにはMBOや、業績成長などのカタリストは別に必須。


ROE
有名度:B
使える度:D

自己資本利益率。
EPS÷BPS×100です。

これも流行ったりはやらなかったりしますが、私はこの指標で株を買ったことはありません。
たまたま高ROEであることはありますけど。
財務レバレッジがかかっている高リスク企業という場合も多いです。
日本企業が低ROEなのは、財務レバレッジ比較的低いからで、財務が健全なのです。
中長期的に事業を存続する場合に財務が健全で何が悪いのか?よくわかりません。
海外株は自己資本が債務超過に近い状態だから高ROEであることも多いです。
ハイリスクなだけ。たこ足配当と何が違うのか?毎月分配型投信みたいに見える。
ただの数字遊び。

高ROE銘柄は外国人投資家が上値を追うための指標にはなるかもしれない。

ROA
有名度:C
使える度:C

総資産利益率。ROEよりは使えるかもしれない。
業種で比較する必要がありますけど。
ROAが高い企業を買うのではなく、上がりそうな株を買っていれば結果的にROAが高い企業を買うこととなるといったイメージです。
高利益率、高ROAの優良株が必ずしも上がるとは限らないです。

配当利回り、優待利回り
有名度:B
使える度:C

高配当株や優待目当てで株を買う人には必須。
キャピタルゲイン主体ですとあまり重視はしません。
私たちに利回りとして還元するよりも、成長投資に回したほうが得ですので。
目に見えて投資効果が分かるという点は○。
上位市場へ上場させるために優待を新規設定したと思われる企業はカタリストが期待できる。
今は株価上昇で高配当株は非常に少なくなってしまいましたね。
配当利回りが高い株は逆に罠である可能性も高く、配当利回りよりも今後の企業の見通しのほうが大事かと思われます。減配、減益を織り込んでいる可能性も。

PSR
有名度:D
使える度:S

PSRは売上高を時価で割る指標です。
この指標を知っている人、知っていても使いこなせる人は少ないですが、これだけで多くの市場参加者に大きなアドバンテージがとれるでしょう。
他のどの指標を見ても割高ですが、PSRだけは極めて低いという不況期(個別株だとグリッチ)に最も効果を発揮します。売上高は大きな変動をしにくい為。
また利益が不安定な売上高の高成長企業にも有効性が高い。
もちろんケン・フィッシャー基準である、PSR0.75以下の高成長高利益率となりそうなハイテク新興企業のグリッチをとらえるのに使うのにも極めて有効。
リーマンショック級が来たら最も頼りにすべき指標。
他の指標を組み合わせれば下値余地も限定でき、万能性が高い。
PERのように変動が大きい指標ではないため、いつ、どの時点で見ても企業価値算定に使えるのが◎。
低PSR投資は絶対リターンの面ではモメンタム投資に負けますが、最大ドローダウンを考慮した場合の統計的優位性が最も高い、リスクリワードが高い投資手法です。
損切ができるタイプはモメンタム投資、できないタイプは低PSR投資がいいかと。

大型普通株をPSR0.4倍以下で買って、PSR0.8倍以上で売るということをするだけで、一人前のバリュー投資家になれるでしょう。
成長株だと業種の平均利益率にもよりますが、PSR0.2倍以下でテンバガーの可能性が見えてきます。
どんなに高成長企業でもPSR3倍以上は割高で、上値があまり望めない割にファンダメンタル的な下落リスクが高い。
大抵の企業の平均的な利益率5~8%に回帰(ネット企業なら15~20%)し、収束しますので。
この指標を用いて買っておけばよかったなぁと思ったのは、大抵大きな上昇を伴っていました。(ヨシムラHD、ネクステージ、ウィルグループ、シンプロメンテなど)
他の指標を組み合わせてみれば株価のボトムからローリスク超ハイリターンで5倍、10倍クラスの大物を安全に狙うことができます。


PEGレシオ
有名度:C
使える度:B

PEGレシオは利益成長率をPERで割った指標です。
利益成長率をPERで割るという行為自体に何の意味がありませんが、投資に慣れてきて今後5年間の大よその平均利益成長率を出せるようになれば有力な指標となります。
PEGレシオの数値が大事なのではなく、2~3年後のPER15倍の位置が現株価水準よりも大きく上の位置にありそうなのかが大事です。
割高株のバリュエーションを肯定するために使うのではなく、割安株のビッグチェンジをとらえるために使うとより強力な指標になります。
大型株の減収増益からの反転攻勢期(ソニーなど)、成長株の増収増益、増収減益からの利益急回復期をとらえるのに向いています。

CAPEレシオ

有名度:D
使える度:D

景気変動調整後の株価PERです。
景気循環による変動、株価の過去10年以上の平均利益、配当、物価変動の影響を考慮した値で割る指標。分かりにくいです。
個人投資家は機動的にポートフォリオを変更できるのでそこまでする必要はないかと。
企業のIRを見て目先一年はどういう業績になりそうかが分かればいいので。
株価は過去よりも近未来が大事なので、CAPEレシオにあまり意味はないかと思われます。

他、マイナー指標(PCFRなど)は使いこなせませんので省略。
財務三表、特にキャッシュフロー計算書を見て資金繰りが大丈夫かを見れればいいです。


利益成長率
有名度:‐
使える度:A

これは指標のようなものは直接はないですが、株価が上がるのに大事な数値です。
正確に予想することは難しいですが、大体どの程度の巡航スピードで成長していきそうかは企業のIRなどで確認できる企業も多いです。



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運用パフォーマンス

投資期間は2013年から2016年まではインデックス投資など投信で運用。

年間15~26%、10年で4~10倍の運用益を目指します。
私の運用KPI(重要業績評価指標)は含み益の絶対値です。


2013~2016年まで
(インデックス投資での運用)
未計測(ほぼ±0%)

2017年
68.5%
2018年(途中)
35.1%(3月末)
計測開始来 127.6%

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