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薄給公務員の中長期投資

ブログ名に乖離が出てきたので変更。投資信託、個別株を中心とした資産形成、節税、固定費削減など。

成長企業の一生を図示する

株式投資するうえで成長性というのが最も大事なわけですが、企業の成長段階というのを意識して投資をする必要があります。
企業の平均寿命は25~30年ともいわれており、サイクルのどのあたりにいるのか考えて投資する必要があります。







一般的な成長企業の一生

① 売上成長期(青年期)

この段階の企業は売り上げが爆発的に成長する可能性があります。
ですが、実力以上に評価され、バブルの危険性も高く、乱高下が激しい時期です。


売上は急成長しますが、利益はついて来ない場合があります。市場の拡大ベースに合わせ投資をしなければいけない段階であり、まずはシェア優先で設備投資や広告などをガンガンします。
この段階では業界トップの座がまだわからず、マーケットリーダーが決まっていません。

ですのでこの段階の企業にEPSを求めることはしなくてもいいです。
あくまで事業規模を拡大することが最優先事項です。
そうした投資家の期待が大きすぎて、または新規上場を意識過ぎて、売上高を当たり前に水増しするような企業もありますので、注意。

(過去には循環取引を用いて売上100億以上、率にして90%以上水増しして上場した、F○Iという超絶上場ゴール企業などコンプライアンスなんてないような企業もいます。最近はそこまで悪質なものは減っているとは思いますが、高いのれん代を計上している企業などは注意。)

イノベーター理論を元にすると、

イノベーター(2.5%) → アーリーアダプター(13.5%) → アーリーマジョリティー(34%) → レイトマジョリティー(34%) → ラガード(16%) という五つの段階を経て商品が浸透します。

アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間を超えるには深く大きな溝があり、これをキャズムと呼んでいます。

例えば、家庭用ゲーム機からソシャゲーに移行する段階をイメージしましょう。
最初ははやりものにすぎなかったソシャゲーも今やメインストリームの地位にいます。

この期間ではキャズムの壁を超えることができず、沈んでいく企業も多いわけですが、死屍累々の屍を発生しつつ、その中でも勝ち残った企業に爆発的リターンを期待できます。

② EPS成長期(壮年期)

この段階になると業界の勢力図が大方決まります。強いマーケティングなどを武器にアーリーマジョリティ以降に浸透していきます。
規模の経済を発揮し、営業CFが拡大します。
また投資の必要性も減ってくるので、投資に充てる費用も減ります。
市場の拡大ペースは鈍化するものの、少しずつ売上成長しながら利益成長が加速する段階です。
このあたりからEPS の成長に着目した投資家が買いを入れ、安定的に株価が右肩上がりとなっていきます。
この期間に注目した中長期投資が最も安定したリターンが得られる可能性が高いです。

③ 安定期又は衰退期(老年期)

ある段階まで来ると、市場そのものの成長がなくなります。
あるいは、小売業などの場合、収益性が期待できない地方への出店をする段階になります。
破壊的イノベーションなどによって、価格に優位性を維持できなくなり、商品のコモディティ化をします。
この段階では収益はまだあるものの成長機会がなくなるため、株主還元などにいそしみます。
自社株買いでEPSを吊り上げるものの、EPSの成長よりも、配当の増配率のほうが高くなり、配当性向が80%、90%と非常に高くなり、このねずみ算に終止符を打つ時がいずれやってきます。

そうなるといずれやってくるのが、成長しろという株主からの圧力です。

優秀な経営を行っている企業は増収増益基調で高い成長がなくとも配当性向も維持できたりしますが、そうではない企業にとっては非常につらい時期となります。
経営陣の交代などが起こり、内部がごだごだとなります。

この辺の投資判断はプロのほうが得意なので、私たち個人投資家がかなう段階ではありません。

一過性の業績悪化によるものなのか、はたまた業界構造の変化による長期にわたる衰退なのかを見極める段階です。
難しい判断が必要となる段階であり、私はこの段階の企業には投資をしないほうがいいと思っています。

ですので投資でするのは売上成長期の①の段階か、EPS成長期の②の段階の企業に投資をしなければいけません。
①の段階は投資判断が非常に難しい、粉飾の可能性もまれにあるので、多くの優秀な個人投資家は②の段階で投資を行っています。

①の段階が最もロマンはあります。




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