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薄給公務員の中長期投資

ブログ名に乖離が出てきたので変更。投資信託、個別株を中心とした資産形成、節税、固定費削減など。

10月末定期観測

簡単に当たると思っていた、九州鉄道IPOに応募しましたが見事に全部外れてしまいました。
結果は1単位初値で5万ほど上がりました。
2、3枚は欲しかったです。

仕方ないので、その分の余裕資金をリスク資産に資金を振りなおします。

ちょうど多くの企業が中間決算です。
短期的にはボラティリティが激しい。
四半期決算で一喜一憂することなく、本質的な中長期の企業の成長性を重視しましょう。


SBI証券分



SMBC日興分



野村証券分




新たに追加した銘柄は2つです。
内需を中心にディフェンシブ且つアクティブに投資をしていきます。

4541 日医工 定性評価A

成長性◎ 割安性〇 事業内容◎ 取得単価△

定性評価が高いと文章が長くなってしまいます。

ディフェンシブポートフォリオを標榜する私の投資セクターで医薬品業界がなぜかありませんでしたので追加。
どうしても絶対的に安値圏で買うことを意識してしまうと高時価、高PER、高PBRである医薬品セクターが外れてしまいました。
この業界は基礎知識が無ければ安易に買えません。ディフェンシブセクターと言われますが、そんなことはない。どこも今後も続く、現ブロックバスター(現代の治療方法を変えてしまうほどの効能を誇り、圧倒的シェアで他の追随を許さないフラグシップな新薬)系の先発薬特許が切れれば厳しい状況となります。
その穴を縫うように成長する企業に投資するのが最も投資戦略として無難です。
個別株をやるまで気づきませんでしたが、最もつらいセクターです。
安易に医薬品セクターに投資すればシーゲル派(笑)になってしまいます。
特にメガファーマ系は過去の成績を参考にして買うとえらい目に遭いかねない。
期待感も高い割高セクターですから下値余地の方が高いわけで。

PER13倍(四季報基準、会社予想ではPER12倍台)、PBR1.4倍と割安とは必ずしも言えないですが、業種相対比較では割安圏。ローエンド型破壊的イノベーション企業。
投資時点での時価は1000億を超えてしまいましたが、医薬品セクターの中で最もいい株の一つです。いい企業の株を適正価格で買う。
ジェネリック中心です。比較銘柄として、4555 沢井製薬、4553 東和薬品など。
ジェネリック業界は薬価引き下げで全体的に株は叩き売りされています。
こういう時に拾ってあげましょう。

同業他社との違いは成長への野心です。世界トップ10入りを目指し、成長投資も盛ん。
医薬品業界の重要なキーワードとして、オーソライズドジェネリックとバイオシミラーというのがあります。

全く同様のものを後発メーカーに教え、特許切れの半年前に独占生産できるようになったものがオーソライズドジェネリックといいます。ホントの意味で同一なジェネリックです。
私たちが特許切れの後発薬を使う場合は、優先して使うものとしてオーソライズドジェネリックをおすすめします。値段は若干張りますが、製法も全く一緒であることは安心できます。
ジェネリックメーカーとしては比較的薬価を高くでき、それでいて先発品の信頼性をそのまま引き継げる鬼に金棒な権利です。
このAGを多く持っている後発企業は今後安定したシェアを取っていけるでしょう。
そして先発メーカーはロイヤリティ収入と原薬収入が入ります。

何よりバイオシミラーと呼ばれる、高分子版の後発薬の開発に強みがあり、(ジェネリックは低分子型)バイオシミラーを韓国ベンチャーと協力して開発(韓国は創薬を生むような基礎技術はありませんが、バイオシミラーについては国策で推進し、世界トップの実力です)し、今後市場規模が数倍、数十倍と需要が大きく拡大するであろうアメリカへの進出に突き進んでいきます。
バイオシミラーを甘く見ていると、既存の先発薬企業が足元をすくわれます。
2015年あたりからバイオ医薬品の特許が切れ、続々と後続品が開発されている最中です。



バイオ医薬品開発は一つ一つが一世一代の大博打なのです。特に基礎研究開発は困難なのであり、そーせいやペプチドリームが数少ない優良基礎技術を持った企業と言えるでしょう。

バイオ医薬先発品は開発に時間がかかり、10年~20年の歳月を要するため、メガファーマは基礎技術開発はバイオベンチャーに任せ、優良パイプラインのバイオベンチャーのM&Aや基礎技術ロイヤリティの支払い、共同開発にいそしみます。
こののれん代、ロイヤリティも高い。
しかも何とか開発した基礎研究がそこからも長い臨床試験において効果を発揮するかはまた別の話なのであり、全く効能が無かった、予期せぬ副作用が出る可能性もあるなど、サンクコスト要因となります。
市場に出た(上市)後で発覚した副作用によって訴訟リスクも高く、割に合わないのです。
実際に創薬ができる確率は基礎研究から換算し、6000~3万分の1。
もう少し国を挙げてバイオベンチャー支援をしなければ開発意欲が薄れ、衰退してしまいます。
近年で日本唯一のブロックバスター級の画期的新薬はオプジーボ。
小野薬品工業が開発しました。がん治療薬で従来品とは作用機構が全く異なり期待の新薬ですが、非常に高額な薬価で、一人当たり数千万円年間でかかることが予想され、財政崩壊の危機となり、私たち公務員側から見れば問題視されています。
無くてはならないのは確かですが、投資対象としては非常に不確実性が高く実現性も決して高いとは言えない。なんとか作った創薬が需要として伸びるとも限らない、せっかくのブロックバスターが需要拡大に伴い、薬価引き下げリスクを伴うなど新薬メーカーは常にいばらの道です。
厳しい経営環境です。

低分子レベルでは圧倒的高収益を誇っていた先発メーカーですが、高分子レベルとなった現代のバイオ医薬品で持続的にイノベーションし、稼ぐことは非常に困難です。

もっとも良い選択は特許切れのバイオ先発品の薬価をバイオシミラー以下に下げるという単純な論理なのですが、既存利害関係者の都合でそう単純に物事が進みません。
オーソライズドのバイオシミラーが一般化したらそれ以外の後発メーカーは厳しい状況になるでしょう。誰もバイオシミラーを作る意味が無くなります。
実際に協和発酵キリンはネスプというオーソライズドバイオシミラーを検討しています。

ジェネリックとは違い、バイオシミラーは先発品と全く同様の成分の薬ではなく、臨床試験も必要ですので開発費用は莫大に掛かっていきます。
ですが、先発品で実績は出しているのであり、創薬を創出する可能性よりは遥かに高い。
短期的には費用増が懸念されますが、大きな市場が既にあり、成長性が魅力です。

世界的に政府が社会保障支出を引き下げるため、ジェネリックはもちろん、今後はバイオシミラーも推進していくのは間違いありません。
バイオシミラーと特許切れ先発バイオ薬はトレードオフの関係であり、バイオシミラーには0からのスタートなので伸びしろがありますが、先発バイオは良くて現状維持か縮小しかしません。
知的財産保護を優先するか、薬価を優先するかは国次第。
どちらかと言えば後者の方が政府、国民にとってはメリットがあります。
但し知的財産を保護をしない場合、創薬開発というイノベーションが促進されません。
よってバイオベンチャーが衰退、それは先発メーカーの衰退を意味します。
しっかり産業保護をしてあげなければチャレンジするための土台ができません。
日本はその整備において遅れています。
バイオベンチャーの取るリスクがあまりに大きすぎる。

まとめると先発医薬品メーカーは、低分子配合をほぼしつくしてしまったため、今後はバイオ医薬品開発を行うしかないのであり、開発費は基礎研究をバイオベンチャーに任せた上でも巨額。最低でも10年に一度、数万分の一で誕生する創薬を開発する必要があり、しかもそれがことごとくブロックバスターである必要がある。無理難題を何度もこなさなければいけない。
取った手段は今出している低分子新薬の特許切れをなんとかごまかして使っているに過ぎない。
例えば特許切れA(アッポーペン)と特許切れB(パイナッポーペン)のものを配合し、少し値段を安くし疑似新薬C(ペンパイナッポーアッポーペン)にしている。
小手先で対応できる問題ではない。
ブロックバスター創薬創出以外長期的に生き残る道はないのであり、そんな易々と開発できません。
対してジェネリック、及びバイオシミラーに関しては特許を模倣すれば(と言っても工程は秘匿ですので、同様のものを作るにも研究費はかなりかかる)開発可能性は現実的な確率となり、ハイエンド商品であるバイオ後続品を開発し安く販売することは中小企業が大企業に勝つ戦略としては合理的。後はバイオ後続品の安全性と信頼性を訴求できるか。
オーソライズドジェネリックは製法さえもいっしょなので、ロイヤリティさえ支払えば、ほぼ先発品を値引きして販売するのと同義。市場シェアをそのまま引き継ぐことさえ可能。
後発メーカーはこの権利を取得したものが大きな優位性が取れる。
ジェネリックでさえ打撃的なのにバイオシミラーまで普及してしまうと、先発メーカーの生き残りは極めて難しい。

日医工は定性的な状況が非常に優位です。
確かにバイオ後発参入リスクは高いのですが、仮に失敗しても致命的にはなりません。
ホントの意味での先発品と同一なオーソライズドジェネリックも、フランスのサノフィ社から権利を取り、アレルギー薬、抗血小板剤(サノフィのブロックバスターで日本一売れている商品です)の権利があります。
来年にも米国に第一弾のバイオシミラーが申請されます。

国内80%までジェネリック比率を向上させることを政府目標としていますが、国内シェア拡大を足掛かりに確実な売上増を望み、バイオシミラーで米国販路を広げ、さらなる高みを目指していける国内後発品企業はここだけです。
堅実な経営と攻めの姿勢はいずれ株価にも反映されるでしょう。
短期的には上がる要素は弱いですが、長期投資としてはとてもおすすめ。
絶対的に安い今のうちにポジションを取っておく。
充分に底値圏ですが、更に下がったら買い増し。


2753 あみやき亭 定性評価 B

成長性〇 割安性〇 事業内容〇 取得単価△

投資セクターで外食産業もなかったので追加。PER11倍台、PBR1.4倍と、絶対的指標では割安ではないですが、外食産業としてみれば非常に割安。優待は自社クーポン。
焼肉、焼き鳥等のチェーン店を経営。
なぜここを選んだか、有利子負債0だからです。
そしてキャッシュは90億もあります。(店舗等の固定資産は80億程度)財務が非常に健全。
今の店舗数を二倍に拡大してもおつりが来ます。人員的な面で急拡大はしないでしょうけど。
人員の給与等の待遇も外食産業にしてはいい。訴訟リスクは少なそう。
値嵩株で1単元でも重い投資ですが、財務健全な外食はあまりない。普通は出店にお金を回す。
外食産業で有利子負債ゼロの企業は他はKFCくらいじゃないでしょうか。非常に手堅い。
私の立場としては、堅実成長を行ったうえで財務健全な方がありがたい。
比較銘柄として、3097 物語コーポレーションや3091 ブロンコビリー。
いずれもあみやき亭よりも成長性が高いですが、絶対的に高値圏。私はPERやPSRの方を重視する。エリアドミナント戦略で王道勝ちパターン。東海地方を中心に関東にも進出。
店舗数は238店舗とまだまだ伸びしろは高い。営業利益率も10%を超えで優秀。
牛のカット技術に定評。値上がりが続く国産牛の高い歩留まりでコストを抑える。


適宜安くていい株を拾っていきます。
セクター分散のため、1384ホクリヨウ、1381アクシーズ等が欲しいと思っています。アクシーズはいい株ですが、優待取得に500株も必要と考えると買いやすいのはタマゴ券が100株からついてくるホクリヨウですかね。

200万程度は中国ショック、ドイツ銀行ショック等大きな信用収縮に備え、いつでも一括できるよう待機。とりあえずドイツ銀行は今期決算は黒字でしたが、本質的にEUの金融システムは既に積んでいるのであり、統一通貨ユーロの解体なしで解決方法がありません。先延ばしにすればするほど物事が悪化するということは常に頭の片隅に置いておきましょう。



保有株の推移は

システムディがストップ高を起こし、急騰しました。含み益を拡大。
まだまだ指標面でも割安なのであり、取得単価の1.5倍~2倍程度で適正株価になります。
この企業の成長余地を考えればさらに小中学校まで対象が広がっていくため、現時点での数倍規模の市場があり、売上の伸びが期待できます。
低時価小型成長株のダイナミズム。いい企業をしっかりと下から突き上げていく。
こんなところでは利確しません。遥か高みを目指していきます。
ロングライフホールディングスは権利確定日。カレーの。大きく下落。優待落ち以上に。
ティーライフも一部上場がきっかけで大きく値上がりが続いています。
一蔵は予想通り上方修正が入り、少し値上がり。定性評価が高いものは上がっています。
他はいまいちな推移ですが、今月上旬に短期的に上がりすぎたため上値は重く、足踏みするでしょう。

銘柄選定が糞であったり、投資前提が崩れるほどの中長期下方修正による損切が続きなかなか結果はついてきませんでした。多くの人は挫折するのでしょう。
徐々にいい株が何なのか分かってきました。短期ではランダムウォークですが、中長期的にはファンダメンタルに収束していくという前提で投資をしていきます。
安心して放置できる銘柄を安値圏で構成し、試行錯誤を繰り返して成功体験を積んでいきます。



参考:現在保有の持株の独断と偏見による定性評価
A、Bランクを厚めにポジションを取り、含み益を確保し、Cランクで単年リターンを高めます。Dランクは悲観されすぎているので、自然回復を待つといった形。


Aランク:ソーシャルワイヤー、一蔵、幼児活動研究会、日医工、ステップ、ティーライフ
(明らかに市場評価がおかしく、取得段階で大きな優位性があるローリスクミドルリターン、ミドルリスクハイリターン枠)

Bランク:システムディ、ハードオフコーポレーション、あみやき亭、ウイルプラスホールディングス、JSS、BS11、フリュー、シンワアート、アイドマMC
(リスク相応の期待リターン、又はボラティリティが低く、ディフェンス力が高いポートフォリオ安定枠)

Cランク:カーリットホールディングス、オカダアイヨン、ロングライフHD、ジャステック、ラクトジャパン、共立印刷
(インカムゲインや優待主体枠、キャピタルゲインは強く望めない)

Dランク:東北新社、JDI、日本フェンオール
(見通し悪いが、中長期の復活逆張枠)



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