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薄給公務員の中長期投資

ブログ名に乖離が出てきたので変更。投資信託、個別株を中心とした資産形成、節税、固定費削減など。

インデックス投資教から脱退

インデックス投資教。

世界経済は右肩上がりであり、環境を無視して一括、又は積立すれば右肩上がりだよ。
なんて言う宗教まがいでインデックス投資が普及しております。

投資が普及することはいいことなのですが、最近の宗教じみたものは好きにはなれません。

かねてから疑問はありましたが、私はインデックス投資が好きなのではなく、
どうやったら効率的な資産形成ができるかと言う方が大事であり、
その中でたまたま最初に選んだのがインデックス投資と言うだけです。



今では昨年からイギリス離脱等の二度、三度あった信用収縮を受け、頭を切り替えましたが、
暴落によって生じた含み損にうろたえるのをリスク許容度が足りないからだというせいにするのは暴論であり、外部要因等のファンダメンタルを考えず投資を行うのは疑問視しています。

売るか買い向かうかは別として、インデックスなら常に買い時なんてことは無く、
それなりのフェアバリューがあると思われます。
私は日本株は割安~適正価格と思ってますが、さらに上を目指す米株は危ういと感じています。
危ういと思ってからが長いのですけど。
ユーロ圏も大きな信用収縮待ち。綱渡り状態です。

国際優良企業はIFRS基準会計を適用しているのであり、日本基準では標準仕様ののれん償却がありません。
米株のPER20倍越えを日本基準で考えると、PERはのれん償却込みで30倍~40倍程度に膨れ上がっているものと考えられます。
しかもグーグルのような企業はパナマ文書問題等で指摘された通り、節税幅が大きく、課徴金を出される始末。
本来、巨額な節税をしない場合の引かれるべき税引後の純利益は、実はそこまで大きくなかったのではという疑念もわいてくる。

一旦信用収縮が起きれば、巨額ののれん減損を余儀なくされ、その価値がどこまで低下するかは分かりません。底が見えない。
日本の二の舞。日本がたまたま世界で最初の長期債務デレバレッジだったというだけ。

低金利に乗じ、フィリップモリスのように敢えて債務超過にして自社株買、株主還元しているような企業も見受けられます。企業は適正な内部留保を確保したうえで、成長投資にお金を使うべきです。そして余ったら株主還元すればいい。
利益のほとんどを吐き出し、配当性向が100%近くの銘柄も多数あり、資本家が吸い尽くしてしまっている傾向にもある。
低金利が長すぎ、行き過ぎ感がどうしてもあります。

せいぜい債券のオルタナティブとして、ディフェンシブ株しか買えません。
低成長を織り込んで高PERを許容している相場なのかもしれませんが、上がり続けるものはありません。

円高傾向だから買い増せるだけです。

少なくともマイナス金利で債券を買い向かうことはしてはいけないですし、
バランスファンドだと外したくとも外すこともできません。

インデックス投資が嫌いになったわけではなく、思考停止のインデックス投資教が嫌いになったという方が正しいです。

多くの庶民にとっての資産運用は平均をとること、追従することが目的ではありません。
ベンチマークに勝った、負けたなどどうでもいい話です。
適正なリスクの範囲で資産形成することが目的です。

人それぞれあった運用方法と言うのがあります。
私は思考停止の積立には、需給が乱れずらく、リスクが小さいローベータ株があっていると思っています。
だからこそ最小分散系のアクティブファンドに切り替えました。


個別株を行うようになってからは、マクロ情勢→ミクロ情勢→個別株のファンダメンタルと言う風に、トップダウン方式で考えるようにしています。

インデックス投資は良くも悪くも最初だけしか考えることは無く、
試行、運用段階での面白みが無く、PDCAサイクルが発生しません。


資産額が小さい私がメインに据えるのは早かったかなというだけ。

貸借対照表やキャッシュフロー計算書等の各種財務諸表も見ることは無いでしょう。
それなのに世界経済は右肩上がりだよと根拠なく。

世界経済が右肩上がりなのではなく、正確には資産総額と負債総額が右肩上がりなのです。
資本主義とは単なる債権の奪い合いであり、債務の擦り付け合いがねずみ講で続くだけ。
優良債権の奪い合いであり、不良債権の擦り付け合いともいえる。


中には金融工学を駆使するかたもいますが、本質的に金融市場の日々のボラティリティでは何も作っておらず、ただのデジタルな数字がアップダウンするだけであり、生産性はありません。
企業が増資して、資金調達(エクイティファイナンス)を行うとき以外、昇格基準、降格基準を満たす場合以外、本来株価に意味はありません。

誰かの損を拾う人が勝つ、又は優良債権を保有したものが勝つというだけ。

必要なのは忍耐力だけです。忍耐力があってもむくわれるとも限りません。
正にその様相は座禅で飛ぶ某教団の教祖への愛の形であり、修行僧をみているかのよう。
踏み絵状態。
バイアンドホールドできないものは異教徒だ。
なんて過激派による刀狩も行われています。

そのベンチマークが優良債権なのか、不良債権なのかの判断もできません。

インデックス投資が暇すぎるからなのか、配当なしのインデックスは運用者が堕落するから買いません。
なんて声を荒げて主張し、馬鹿げた論理が始まったのもつい最近の話ですね。

配当無しインデックスに連動させることで運用者が甘えて堕落するとは思えません。
当たり前に考えて運用者は構成通りただ組み入れるだけ。それ以上でもそれ以下でもありません。
純資産規模が小さければ先物を使います。
ただの感情論としか思えません。

そんな細かいことは気にするのに、ファンダメンタルは一切考慮しません。
世界経済は右肩上がりだ。と言う根拠のない前提にかけるから。
常に右肩上がりなのは債務総額だけです。返す時期が早期に来るか、永遠に先延ばしにするかの違い。
金利分、お金が自己増殖する。それは誰かの借金でしかない。
返すために成長するしかない。そして全体では必ずどっかで行き詰る。
モンテパスキやドイツ銀行は日本のバブル崩壊後のメガバンクよりもはるかに状態が悪い。
永遠に先延ばしにすればするほど、こうなりますよといった典型。
6京円のデリバティブがはじけます。
はじけなければ膨らみ続け、ますます状況が悪化します。ねずみ講なのだから。
株価が上がれば上がるほど、信用収縮幅が大きくなる可能性が高くなる。
政府、ECBが財政ファイナンスなどをしない限り解決手段など最初からありません。

マクロ要因の方が投資パフォーマンスに及ぼす影響は遥かに大きいわけで、みんなで高値で買ってプチバブルを謳歌し、認知バイアスを起こす。
そして大暴落。高値で買った不良債権を抱え塩漬け。退場が繰り返されます。
それでも可能性を信じ、生き残るのがインデックス投資ですけど。
主に高値で買うのが個人投資家です。
安い、又は適正株価だから上値を追ってもよいのであり、単純に高値を追ってよいわけではありません。

ですのでインデックス投資は行いますが、インデックス投資教からは脱退します。




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この記事へのコメント

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無題

こんにちは。

初めてブログを拝見させていただきました。

自分もインデックスファンドを利用していますが、思考停止した状態で、日々ファンドを積立てていくのは危険だと考えています。

含み損を抱えてもヘラヘラしたり、何も考えずに大事なお金をリスク資産に投資するのは賢明だとは思えません。

高度経済成長の時代にそれが通用しただけだと思っています。

これからもブログ参考にさせていただきます。
よろしくお願いします。
  • from りある・むえ :
  • URL :
  • 2016/11/16 (23:15) :
  • Edit :
  • Res

Re:無題

コメントありがとうございます。
絶対収益を重視するようになってからは、思考停止のインデックス積立投資がいかに間違った投資だったか分かりました。
そして株以外投資するメリットがないということも。
私は一度すべて売却し、損失をだして次に繋げる勉強代としました。
  • from ニシ :
  • 2016/11/20 (22:17)

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