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薄給公務員の中長期投資

ブログ名に乖離が出てきたので変更。投資信託、個別株を中心とした資産形成、節税、固定費削減など。

リストラは悪いことではない

シャープ労組が3,500人リストラ受け入れました。

産経 WEST

弱腰批判も シャープ労組、3500人リストラ受け入れへ「争っている場合では・・・」給与カットも

これで何度目でしょうか。

リストラ問題はシャープのみではなく、これからの時代すべての企業、及び公務員にも遡及していくでしょう。

※閲覧注意

リストラとは本来の意味はRestructuring(リストラクチャアリング)の意味であり「再構築」という意味です。

その言葉自体に整理解雇という意味はありません。

企業の不採算部門のダウンサイジングなどのための整理解雇等、日本では負の意味で用いられています。


どうしてリストラが起きるのか。

単純に言うと従業員の高齢化です。

もはや言わずもがな分かる問題でしょうが、日本企業は壮年期を超え老齢期に差し掛かろうとしています。

従業員の高齢化により、各個人の生産性が低下するとともに、給与、福利厚生にかかる企業の負担が大きくなります。

良くあるパターンが、氷河期以降の若い世代が会社の収入のほとんどを稼ぐ一方、
給与は300~400万しか給与をいただいていない。

しかも手取り自体、各種社会保険料や税金によって3割前後減らされます。
仮に300万の年収ならば、手取り月収15万ていうのがざらなわけです。

本来は新卒がやるべき仕事を採用抑制により
氷河期世代が10年以上延々と行い続ける必要性がありました。

しかも雇用の絶対数も少なく、一人当たりの仕事量は増えます。


その一方中高年自体の稼ぐ能力は、IT化等についてこれず旧来のやり方しかできません。
生産性の低下も起き、若い世代に食べさせていただく。
しかしながら福利厚生は住宅ローンや大学生になる娘、息子がいるので各種扶養もしっかり、給与も若い世代の2倍以上もらっています。
悪い言い方をすると老害となっているパターンですね。

これらが今の日本の典型的なパターンです。しかもこれからどんどんと増えます。
バブル入社世代がちょうどその世代となっていくからです。

リストラは何もこういった破綻目前の企業のみに起きるわけではありません。

本音を言うと全ての企業、公務員が同様の問題を抱えています。

企業の若返り化を図りたいが、雇用の問題で単純に整理解雇することはできない。

ですので、あなたがもしリストラされておらず助かったと思っている裏には、
若年層の雇用が取れず、会社にとって大きな負担となっている可能性が高いわけです。
特に中小企業ほどこういった問題は深刻化しています。


何で若い子が入ってこないんだろう?


それはあなたの雇用が守られているからです。
その裏ではたくさんの採用抑制や、派遣の代用が行われています。

そこにあなたが有能か無能かは関係ありません。
リストラは中高年を迎えるうえでだれでもあり得ます
この先未来では私たち公務員でも整理解雇というのを行わなければいけなくなる時代になるでしょう。

私の部署で例えるなら、50代が4名、30代が1名、20代が2名、それに定年再雇用が1名です。
これが雇用を守った結果の高齢化の典型的な例です。

会社は株主の為にあります。労働者の為のものではありません。
ですので整理解雇自体、悪いことではありません。
組織の活性化を図る意味ではリストラは必須でしょう。



労働組合組織はこのようなシャープで大量リストラを受け入れるように
どんどんと形骸化するでしょう。

労働者の雇用はもっと流動的にならなければなりません。

私は組合活動というのが嫌いです。
私たちの雇用、待遇を守るということは、未来の若者の労働の選択肢を奪うことになるからです。

ですので今薄給ではありますが、給料を上げろと声高で叫ぶつもりは更々ありません。
そういうことを言えるほどの生産性のある人物でもありません。
給与を減らされても文句は言えない立場です。

私自身、中高年でのリストラというのももちろん覚悟しなければなりません。


給与所得に頼る時代は終わりました。

資本による所得です。
これからは働いて稼ぐ時代ではなくなります。
多くは機械等で代用されてしまいます。

特に中高年世代は資本が無ければ老後貧乏なんて現象が起きていくでしょう。

資本によって稼ぎ、働かなくても稼げる状態にする。

その余裕が、両親の介護をする余裕にもつながります。

介護は施設に頼る。
なんていうけど、今の時代わざわざ介護で働きたいなんて思う方は実際多いとは思えません。

介護というのはその生産性のなさに神経を物凄く擦り減らされます。
ただただゆっくりと衰退する老人の身の回りの仕事をすることです。
今まで誠実だった人も介護をするとたちまち表情が暗くなることでしょう。

それこそ介護人材の外国人雇用なんて時代になります。
外国人に介護を任せることは可能でしょうか?
日本に職を求めて来るような頭のいい外国人ほど介護にさっさと見切りをつけ他の仕事につくことを考えるでしょう。

介護人材の不足はこれからますます深刻化でしょう。
高齢者の地方移住が叫ばれていますが、その地方の受け入れ能力も今後も維持することは難しいでしょう。

地方は保育所の待機児童ならぬ、介護施設の待機入所者問題の方が深刻です。
私の働いていた施設でも何十人もの待機入所者がいました。

児童数は少ないですから待機児童問題は起こり得りません(笑)

ですので自身の両親位は自分で介護をすることが必須となる時代でしょう。


話が脱線しましたが、

リストラは健全な企業組織にするためには、老齢化を迎えた今の多くの企業にとって行わなければならないです。先延ばしにしてきた企業、特に中小企業ほど今後は大きな負担となって返ってきます。

その負担を浴びるのはおそらく我々世代でしょう。

氷河期世代もよく耐えてくれました。団塊世代が退職しようやく新採用が来はじめました。
場合によっては十年以上も新採用がなかったところもあるでしょう。
ですがそろそろ限界に差し掛かろうとしています。

国民全員が労働以外の所得について考えていく必要があります。



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この記事へのコメント

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無題

お邪魔します。カトヒレです。

私自身は中途半端な年代ですが、退職間際の人の給料にはビビります。
20代の倍くらいもらってますね。
現場の人間としては、おっさん一人辞めてもらって、新人二人を入れてもらった方が助かります。

私個人の考えとしては、
給与
資本
人的資本
のバランスを考えるのが大切だと思います。

給与のみに頼りすぎのスタンスは危険だと思っています。
  • from カトヒレ :
  • 2015/06/18 (09:59) :
  • Edit :
  • Res

Re:無題


コメントありがとうございます。
まだまだ給与所得による依存が多いため、偉そうなこと言ってる割には大したことは無いのですが、最終的には給与所得に頼らない、年金に頼らないポートフォリオを目指していきたいです。

人的資本を磨いたと思ったら、その内輪にしか通じないスキルだったってことにならないよう注意しないといけませんね。

特に公務員だと内輪スキルの磨きが重要だったりするわけで、それが潰しのきかなさにもつながります。
  • from ニシ :
  • 2015/06/18 (17:34)

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